【玄米ごはん美味しさの秘訣】
玄米ご飯について、元気ないい土で育ったお米であることを重要視する理由はもう1つあります。
これはあくまでも私の経験則なのですが、育成環境によって玄米ご飯は白米ご飯よりも如実に味が変わるからです。
白米ご飯はほぼお米の中心部の胚乳(でんぷん質)だけなので、そこの甘味や粘りで味が決まります。とても美味しいですね!
農業関係者が様々に品種改良して育て方の研究を重ねて美味しさを追求してきたみごとな結果だと思います。
一方、玄米ご飯の美味しさですが、もちろん胚乳の味、つまり甘味や粘りはとても大切な要素です。
ただ、その外側の胚芽や糠層によって大きく味も食感も左右されます。
そしてこの胚芽や糠層の部分も美味しいお米、それが元気ないい土で育ったお米に他なりません。
そんなお米を玄米ご飯で頂けば、こんなに美味しい食べ物はない!と感じることでしょう。
本当に美味しくてしかも栄養満点なのですからまさに完全食です。
しかしながら、食や栄養の専門家と自称する方々の中には、玄米は食べにくいとか美味しくないだとか炊くのがたいへんだとか、消費者の誤解を招く知識不足としか言いようのない発言が、今だに多いことは残念でしかありません。